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薬師如来立像

2017年製作、楠、全高16cm、像高11cm

長きに渡って病を患っているある方の平癒を祈って彫った薬師如来です。
坐像や童の姿を彫ることが多かった薬師如来でしたが、このたびは大人の頭身に近い率で、かつ初めてかもしれない立像ということで、時間をかけてじっくりと彫りました。

今回使った木は、近隣では最も大きな部類の楠を境内に持つ神社で、十数年前にご神木の剪定のための枝払いをした際に、宮司さんにわけていただいた、ご神木の枝の一本を使って彫りました。
太い幹から一部を取り出した材と違い、枝を丸々そのまま一本使って光背や蓮台も含めて一木造りで彫りましたので、彫っていくうちに出てくる小さな枝の芽を完全によけて彫っていくことが困難で、所々に小さな枝の芽が残ってしまいました。
しかしそれも、この木の中におわすほとけの姿だったのかもしれない、と、穴を埋めずにそのままとしました。

白毫には今回も南三陸町戸倉で採れたアワビの殻(螺鈿)を使用しました。
他の写真がこちらにありますので宜しかったらご覧ください。